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「まだ大丈夫」は危険信号|失業手当が足りなくなる人の行動パターン
監修:植本労務管理事務所(社会保険労務士)
本記事でいう「失業手当」は、雇用保険の基本手当を指します。 受給可否・金額・日数は、最終的に管轄ハローワークの判断が優先されます。
「まだ大丈夫」と思っている人ほど、実は一番危ない
退職後すぐに多くの人が口にする言葉があります。
「失業手当があるから、まだ大丈夫」
しかし実務の現場で見ていると、この考え方こそが 生活資金ショートの入口になるケースが非常に多いのが現実です。
理由はシンプルで、失業手当は 「すぐ」「十分な額が」「自動的に」 もらえる制度ではないからです。
失業手当が足りなくなる人に共通する5つの行動パターン
① 給付開始までの「空白期間」を甘く見ている
失業手当は、退職した翌日から振り込まれるものではありません。
- 離職票の到着待ち
- ハローワークでの求職申込み
- 7日間の待期期間
- (自己都合の場合)給付制限
この流れを経るため、 初回振込まで1〜2か月以上かかることは珍しくありません。 (あくまで一例であり、離職理由や手続きのタイミング等によって前後します)
② 日額だけ見て「総額」を把握していない
「日額5,000円くらいもらえるなら安心」
この考えも非常に危険です。
重要なのは いくら × 何日もらえるか(所定給付日数)です。
給付日数は、年齢・被保険者期間・離職理由によって 90日〜360日まで大きく変わります。
③ 生活費を“会社員時代の感覚”で考えている
退職すると、
- 住民税の請求
- 国民健康保険・国民年金
- 任意継続保険料
など、会社が負担してくれていた支出が一気に可視化されます。
結果として 手取り感覚より支出が重くなる ケースは少なくありません。
④ シミュレーターを使わず「なんとなく」で判断している
「たぶんこれくらいだろう」 「ネットで見た人と似た年収だから同じくらい」
こうした感覚判断が、 失業手当不足の最大要因です。
実務では、 同じ年収でも受給額・開始時期が大きく違う ケースを何度も見ています。
まずは“足りるかどうか”を数字で確認
失業手当シミュレーターを使えば、 給付開始時期・日額・所定給付日数をもとに、 生活費とのギャップを可視化できます。
⑤ 「足りなくなってから考えればいい」と先送りする
資金が減ってから動くと、
- 焦って条件の悪い就職を選ぶ
- 再就職手当の要件を満たせない
- 借入に頼る
といった悪循環に陥りやすくなります。
失業手当が「足りる人」は何をしているのか
- 退職前後で必ずシミュレーションをしている
- 給付開始までの生活費を確保している
- 固定費を早めに見直している
- 再就職手当も含めて選択肢を把握している
「まだ大丈夫」と思った今こそが確認タイミング
失業手当は、知らないことで損をする制度です。 まずはシミュレーターで現実を数字で把握し、 生活が回るかどうかを確認してください。
「まだ大丈夫」と思った今こそが確認タイミング
失業手当は、知らないことで損をする制度です。 まずはシミュレーターで現実を数字で把握し、 生活が回るかどうかを確認してください。
参考リンク(公式情報)
制度の詳細や最新情報については、以下の公的機関サイトもご確認ください。
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