失業手当シミュレーター

💼 失業手当シミュレーター

🔹 失業手当とは？（基本手当）

失業手当は、退職後に次の仕事を見つけるまでの生活を支えるための給付金です。受給できる日数や金額は、年齢・退職理由・被保険者期間・退職前の給与によって決まります。

• 支給日数は年齢・被保険者期間・退職理由に応じて変動
• 支給開始日は退職理由によって異なる
  • 自己都合退職: 初回ハローワーク訪問日から7日間＋暦日1か月間の翌日
  • 会社都合退職・正当な理由のある自己都合退職: 初回ハローワーク訪問日から暦日8日目
• 待期期間や給付制限期間もシミュレーターで確認可能

◎失業手当の受給期限

• 給付日数が90日～300日の方：離職日の翌日から1年間
• 給付日数が330日の方：離職日の翌日から1年間＋30日
• 給付日数が360日の方：離職日の翌日から1年間＋60日

◎離職理由

1. 自己都合退職（一般受給資格者）

自分の希望・理由で退職した場合。給付開始は「待期7日＋給付制限1か月」、給付日数は90〜150日程度。

• 一身上の都合（私事、家庭の事情、結婚・出産など）
• キャリアアップや転職のための退職
• 職場の人間関係が合わない
• 通勤が遠く感じるようになった

2. 会社都合退職（特定受給資格者）

会社側の都合で離職する場合。給付開始は「待期7日」のみで給付制限なし。給付日数は90〜330日。

• 倒産・廃業
• 経営悪化による人員整理・リストラ
• 解雇（普通解雇・整理解雇・懲戒解雇など）
• 雇い止め（契約期間満了、更新拒否など）

3. 正当な理由のある自己都合退職（特定理由離職者）

一見自己都合だが、やむを得ない事情がある場合。会社都合に近い扱いで給付制限なし。給付日数は自己都合と同じ90〜150日だが、給付開始が早まる。

• 病気やケガで働けなくなった
• 長時間残業が原因で退職
• 妊娠・出産・育児・介護のため退職
• 配偶者の転勤や家庭の事情で引っ越し
• 交通手段の廃止・変更で通勤困難
• ハラスメント・いじめ・セクハラで継続勤務困難
• 契約社員やパートで雇用期間満了により更新されなかった

◎受給資格の種類

一般（通常の受給資格者）

• 年齢や職種に特別条件がない人
• 支給日数：90日〜150日（自己都合）、90日〜330日（会社都合・正当な理由のある自己都合）
• 大多数の失業者が該当

就職困難者（高齢者・障害者など）

• 一般の失業者と比べて再就職が難しいと国が認められた人
• 支給日数が長い（150日〜360日）
• 具体例：
  • 身体障害者・知的障害者・精神障害者
  • 母子家庭の母・父子家庭の父
  • 難病患者
  • 刑務所出所者や更生保護施設利用者
  • その他、就職支援が特に必要と認められる人

🔹 再就職手当とは？

再就職手当は、失業手当の受給中に就職が決まった場合、残りの失業手当日数に応じて受け取れる給付金です。条件を満たすと失業手当より高額になる場合があります。

• 残日数に応じて支給率は60％または70％
• 上限日額あり（年齢によって異なる）
• 支給対象は失業手当の支給開始日以降の就職

📊 受給額シミュレーターの使い方

シミュレーターに必要な情報を入力するだけで、失業手当・再就職手当の支給日数や金額、待期期間・給付制限期間まで簡単に計算できます。

• 入力項目: 退職日、年齢、給与、被保険者期間、退職理由、区分、就職日
• 支給日数や支給額をグラフ表示（最大1年半）
• 失業手当と再就職手当の合計支給額がひと目で確認可能

💡 シミュレーター活用のポイント

• 退職前に受給日数や金額を確認することで、生活計画が立てやすくなる
• 再就職手当も含めて計算することで、就職タイミングの判断材料になる
• 支給日数・支給額の変化をグラフで確認して、最適な再就職時期を検討可能